もしロバ

もし上場企業のサラリーマンがロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだら

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第4話 成功するビジネスマンの出身分野

研究者としての人生という目標を捨てる決意をし、

ビジネスマンとして成功するんだ!という新たな目標を定めたのが大学3年生も終わりに近づいた頃でした。

 

周りの友達は既に就職活動を始めていました。

私は大学院進学という道を選ぼうと思っていたので、就活?興味ない!という状態でした。

そこからの方向転換です。

さて、何からやれば良いのか。

皆目検討もつかない状態でした。

 

プランタン銀座の元社長が教鞭をとる講義が開かれていることを知りました。

元社長という単語に漠然とした興味を抱き、早速受講。

今となっては、どんな内容の講義だったか全く覚えていませんが、講義後に直接話しを聞きにいったことを覚えています。

 

私「自分は工学部に在籍していて、卒業後は大学院に進学するつもりだったのですが、ビジネスに興味を持ち、就職することにしました。
理系出身で、経済・経営というものを全く知りません。ビジネスの世界で通用するでしょうか?」

元社長「世の中には色んなバックグラウンドを持った人がいる。経済学部や経営学部出身で、4年間学んだ上でビジネスの世界に入って活躍する人もいる。しかし全く畑違いの理系学部出身で、ビジネスの世界で活躍している人もいる。私の感覚では、むしろ他分野出身の人の方が広い着眼点をもって、活躍し、成功していくことが多いと思うよ。今から一生懸命勉強すれば、経営学部や経済学部出身のライバル達を追い抜いていくことは十分可能だよ。」

そんなアドバイスを頂きました。

このことは私に物凄いヤル気を与えてくれました。

 

それ以降は、今まで読んだこともなかったビジネス書を読むことが、趣味となっていきます。

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本を読むという習慣が身についたのも、このことがキッカケだったように思います。

周りの人間に勝ちたい!

そんな思いが、ビジネス書を読む動機でした。

おかげで知識は増え、情報が何よりの武器になるということを実感するようになったのです。

 

工学部で培ったロジカルな思考法の上に、新しい情報をどんどん入れていくことが出来る。

いま思えば、いい順序だったのかもしれません。

 

 

 

-もしロバ