第二話 東大に簡単に入る方法
日本の最高学府である東京大学。
ここへの入学を許されるのは、限られた勉強の天才ばかり。
普通の人間には、逆立ちしても入学などできはしない。
そう思っていませんか?
しかし、比較的カンタンに入学する方法が、存在するのです。
東大に簡単に入る方法
それはズバリ!
東京大学の大学院へ入学するという方法。
センター試験を受け、大学入試という方法で、東京大学へ入る。
これは本当に難しい!!
しかし、他の大学を卒業後、大学院から東京大学へ進学するという方法があります。
それでも、最終学歴は東大!ということになるのです。
私、大学時代はバリバリの理系男子。環境工学を専攻し、研究と論文に明け暮れていました。
卒業後は大学院へ進学して、研究者の道を歩もうと考えていました。
どうせならトップを目指そうと思い、東京大学の大学院を受けようと思っていました。
東大というと、かなり狭き門だと思われがちですが、意外と大学院からであれば、大学受験ほどは門戸が狭くないんだそうです。
どうすれば東大の大学院に受かるのか、リサーチしました。
大学受験と大きく違うところは、受験の前段階からどこの研究室に入りたいのか、ターゲットを絞っておくことがポイントになります。
志望の研究室を決めたら、次はその研究室に通い教授や先輩学生と仲良くなってしまうのです。
自分はどうしてこの研究室に入りたいのか、そこでどんなことを研究して、その研究をどう社会に役立てたいのか。教授とそんなことを語り、共有できるようになってしまえば、勝ったも同然。
もちろん最低レベルの学力は要求されますが、大学院の合否は成績の良い順に決まるわけではないのです。
最低限の学力水準をクリアした受験者の中から、あとは志望動機だとか大学時代の研究成果など、数字で判断しづらい要素をもって、教授達が誰を迎え入れるか判断するという仕組みなのです。
つまり、志望先の教授と予めパイプを作っておき、自分がどれほどその研究室に相応しい人物なのか、アピールしておくことが、かなり有効な受験攻略法となるわけです。
というわけで、私は大学3年の後半は、大学院巡りに精を出すことにしました。
同級生の友達のほとんどは、リクルートスーツに身を包み就職活動をスタートしています。
そんな中、私の就職活動は、東京大学大学院の研究室巡りだったというわけです。
以上が、東大に簡単に入る方法です。
最終学歴を東大と名乗りたい方、意外と見落としがちですが、現実的な方法だと思いますよ!