第5話 就職先の決め方
ビジネスの世界で成功する!大学3年生のときに、そう決めた私ですが、方法論や道筋は何も見えていませんでした。
今思えば浅はか過ぎる思考でした。
ビジネスと言っても、どんなジャンルがあるのかもよく分からない。
何をやりたいという目標すらない。
ただ漠然と、ビジネスの世界で成功するんだ!という思いだけ。。
そんなハタチの若造が導き出した答えは、
食品関係の商社に就職しよう!
というものでした。
思考プロセスはこうです。
就職する「業種」の決め方
ビジネスで成功したい!
でも何がやりたいとかは特に無い。
生まれ育った田舎が少子高齢化がヒドイ。遂に自分が卒業した小学校が廃校になるらしい。
悲しい。
そうだ!地元を活性化させることが出来るビジネスをやろう!
地元には何がある?
農家が多い。
自分の父親も脱サラして農業をやっている。
地元の農業を潤わるビジネスをやろう!
農家はなぜ稼げない?
昔ばあちゃんから聞いたことがある。
農協が農家を搾取していると。
スーパーで1個100円で売られているリンゴ。
うちから農協に出荷するときには1個40円くらいなんだよ、と。
(ばあちゃんはリンゴ農家で、農協に出荷していた)
そうだ!農協を介さずに農産物を消費者に売れるようなビジネスモデルを作ろう!
それならば、食品の商社に就職して、まずは業界のことを学ぼう!
こうして、食品商社という業種に就職することを決めました。
では、どこの会社がいいか??
その思考プロセスに至っては、ホントに稚拙。。笑
就職する会社の選び方
食品の商社って、そもそもどんな会社があるのかな?
ググる。(ちなみにググるという言葉は、この年の新語流行語でした!自分的に。笑)(実際にはその翌年に流行語大賞にノミネート)
食品商社の売上高ランキングを発見!
トップ10に上からエントリー!
時期が遅く、既に5社はクローズ。
でもなんとか5社にエントリー。
2社から採用される。
ランキング上位の方に入社を決める。笑
以上
。。。リサーチ能力低すぎ。。笑
そんな経過で、その後3年間を過ごす職場が決まったのです。
両親に報告すると、東証一部上場企業だった為、普通に喜んでくれた。
でもこの会社にした理由、すなわち地元の活性化については、微妙な反応。
そんな野望はイイから、せっかく就職した会社が大きくて安定しているんだから、その会社でしっかりやりなさい的な。
まぁ、右耳から左耳へ抜けていきましたが。