世界一幸福な人になる方法は身近にあった
PRESIDENT Onlineに興味深い記事が載っていた。
「世界一幸福な人」
脳内の幸福度を測定する実験が行われたそうだ。
他の被験者とは比べ物にならないくらい「幸福」を表す数値レベルが高かったのが、
マチウ・リカールという人物だったそうだ。
マチウはネパールの寺院を拠点とする僧侶で、ダライ・ラマ14世のフランス語通訳としても活躍する人物。
利他の愛と思いやり
実験でわかったことの1つに、
「脳内の幸福度が上がる方法」というものがある。
脳内の幸福度が上がる方法は、
「利他の愛と思いやり」の感情で瞑想すること。だそうだ。
これは僧侶のような修行を積んだ者だけが出来るものかというと、そうでもなく、
一般人でも出来るのだそうだ。
マチウの著書に、そのヒントがある。
利他的になる方法①
他人と立場を入れ替えること。
他人の目で自分の自我を見つめ、いかに自分が利己的で傲慢な人間化を客観視する。
利他的になる方法②
愛している人がヒドイ境遇にいる場面を想像すること。
たとえば、母親が狩人に追われる鹿だと考える。
追い詰められ、トドメの一撃を加えられようというとき、自分に向かって助けを求めてくる。
すると無力感を覚え、愛する人を慈しむ力強い感情が生まれる。
その人の苦しみを和らげてあげたい。
苦しみの原因を取り除いてあげたい。
という望みが湧いてくる。
この思いやりの気持ちが心一杯に広がったら、そこにしばらく留まる。
「幸福を感じる」マチウの教え
息を吸うとき、心が光り輝くボールだと考え、
それが灰色の雲となって、
人々の病、混乱、心の毒を引き受けるイメージを持つ。
こうした他社の苦しみを背負う思考によって、
執着も固執も一切伴わず、この上ない幸福を感じるのだ。
幸福はすべて人の頭の中にある。
それを感じられるかどうかは、本人の姿勢次第なのです。